2012年1月16日月曜日

キューバ「革命的野球」50周年

☆★☆キューバが職業野球を廃止しアマチュア野球にしてから1月14日で半世紀を迎え、記念行事が催された。野球はキューバでは「ペロータ」と呼ばれる。

    職業野球は1878年、スペイン植民地時代に、米国から導入され、革命後の1961年廃止された。

    当時のフィデル・カストロ首相は大の野球好きで、アマチュア化第1戦に出場した。「革命的野球」の開始を宣言し、「大選手を育て、ペロータで米国を打ち破ろう」と述べた。

    その後、キューバ野球は隆盛を極め、北京五輪で金、世界選手権でも何度も金に輝いた。だが長らく、優秀な選手の流出によって打撃を受けてきた。米国に亡命をそそのかされ、高額の契約金で大リーグに入ってしまうのだ。

    キューバのスポーツ当局は、「選手交流」について米国と話し合う用意がある、と表明している。

    米国以外の米州では、キューバに次いでカナダ、米植民地プエルト・リコ、ドミニカ共和国、メキシコ、ベネズエラ、ニカラグア、パナマなどで野球が盛ん。