▼▽▼ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は4月6日、シリアのバッシャール・アサド大統領と電話で30分会談した。会談後チャベスは、「このところずっと通話を試みていたが、やっとつながった」と述べた。
▽アサドは、「シリアでの暴動やテロ活動で軍人2000人が犠牲になった」と語ったという。
▼チャベスは、「米国と、その同盟国がシリアにテロリストを送り込み暴動を起こさせている。カダフィ大佐虐殺に至ったリビア方式だ」と、NATO諸国を非難した。
▽チャベスはまた、「バッシャールは、政治改革を継続中で、事態は近く収拾に向かうと言ったが、そうあってほしい」と述べた。
▼チャベスは一方、7日にハバナに行くと明らかにした。腰部の癌腫瘍除去部位への放射線治療を受けるため。
▽2月26日ハバナで手術を受けたチャベスは、いったん帰国後、既に2度ハバナを訪れ放射線治療を受けており、今回は3度目の治療となる。
▼チャベスは聖週間さなかの5日、故郷バリーナスの教会でのミサに参列し、「主よ、私に命を与えたまえ。燃えるような命を。この人民と祖国のためにまだ為すべきことがあるからです。私を逝かせないでください」と、涙しつつ神に懇願した。その模様はテレビ中継された。