2013年8月10日土曜日

中等校に進学するメキシコ先住民児童は100人中7人のみ


 メキシコの先住民族1110万人のうち、家庭に上水が届いているのは300万人にすぎない。

 同国の国家社会開発政策評価会議(CONEVAL)と国家先住民発展委員会(CONDEPI)が、8月9日の国連「世界先住民族の日」に発表した。

 先住民世帯の9割は、炊事などに薪や石炭を使っている。女性の出産率は3・23人で、非先住民女性の2・1人より1人以上多い。

 先住民児童100人中、24人が小学校を卒業する。中等学校に進学するのは100人中7人だけ。

 先住民語は90種類ある。700万人が話している。多いのはナウアトゥル語23%、マヤ語11・5%、ミステカ語7・1%、ツェルツァル語6・9%、サポテカ語6・3%など。

 一方、コロンビア全国先住民機構(ONIC)は、同国内で今年前半、先住民24人が殺害され、1200人が土地を終われた、と発表した。