オンドゥーラス(ホンジュラス)に進出している韓国系保税加工工場(マキラドーラ)が、労働者を便所に何度も行かせないため「おしめ」をはかせて仕事させたいたという実態が報道され、問題化している。
米ミシガン州に本社を置く「キュンシン・リアー配電システム社」は10年前に進出し、ヒョンデ車などの部品を生産し、米国に輸出してきた。たが、労組結成を許さず、労働者へのひどい待遇を続けてきた、という。
ある女性労働者は、便所へは午後1回しか行くことが許されず、行けば罰金を払うことになるが、女性は罰金を払って生理の処理をせざるを得ない状態だ、と語っている。
労働省は過去に何度か立ち入り調査を試みたが、その都度拒否されたという。問題が大きくなったことで、労働省は同社に16日までに労組結成を認めるよう勧告した。
本社が米国にあるため、米労働総同盟産別会議(AFL-CIO)が、同社労働者の労組結成を支援している。