南部共同市場(メルコスール)は10月30日カラカスで外務・財務相会議を開き、米政府による全世界的な電子通信傍受の実態が明かになったのを受けて、電子通信の安全確保のため常設機関を設置することを決めた。
会議はまた、域内の情報管理強化で合意した。狙いには、情報の無許可使用を取り締まることが含まれている。
ラ米統合に向けて広域経済圏設立の意思を確認し、ALBA、カリコム、ペトロカリーベと関係強化のための話し合いを開始する。これも決まった。
EUとの経済連携交渉については、11月15日カラカスで新たに交渉することが決まった。
ニコラース・マドゥーロVEN大統領は会議に出席し、12月カラカスでメルコスール首脳会議を開催すると発表した。
メルコスールとの関係を完全には回復させていないパラグアイは欠席した。だが外相がアスンシオンから会議に電話をかけ挨拶し、友好関係が既に確立しているとを印象付けた。