ニカラグア国会は12月10日、大統領無制限連続再選を可能にする改憲案を可決した。来年1月以降、2度目の審議と採択を経て、立法化される。
従来は連続2期まで可能だった。また、第1回投票で1位得票者は最低得票率35%、2位との差5ポイント以上で勝利とされていた。改憲案はこの条件を取り払い、第1回投票1位得票者が当選とし、決選投票制度を葬っている。
ダニエル・オルテガ大統領の政権党サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)は最大政党であり、1位得票は極めて容易。改憲は「オルテガ終身大統領」に道を開く。
野党勢力は国会前で抗議デモを展開し、「オルテガ永遠政権」に反対した。
現在ラ米では、ベネズエラが無制限連続再選制をとっている。