2013年12月23日月曜日

米国がコロンビアゲリラFARC幹部殺害作戦を強力支援


 米軍がコロンビア革命軍(FARC)討伐戦でコロンビア政府に肩入れしている事実は以前から明らかだが、ワシントンポスト紙が12月21日、肩入れの一部を具体的に報じた。

 それによると、ブッシュ前政権が2006年、コロンビア作戦の一環としてFARC幹部殺害作戦への肩入れを決定した。一基3万ドルのGPSを複数供与し、これでFARCの位置を確認し、GPSと連動する爆弾投下装置で爆撃を加える。

 FARCの前最高指導者アルフォンソ・カノは、このようにして拠点を暴かれ、500ポンド爆弾を投下されて死亡した。

 08年にコロンビア空軍がエクアドール領内に越境攻撃し、FARC最高幹部の一人ラウール・レジェスを殺した際も、CIAが居場所を察知し、コロンビア空軍機が米軍電能誘導装置付きの爆弾で攻撃した、という。

 国家安全保障局(NSA)も巨額の援助をしていた。オバーマ現政権も政策を引き継いでいる。