クーバのラウール・カストロ国家評議会議長は1月10日ハバナで、古屋圭司日玖友好議員連盟会長と会談した。クーバがスペイン植民地だった1614年、支倉常長がローマに行く途次ハバナに到着した400周年を記念する行事の一環として、古屋議員は訪玖した。
だが古屋は国家公安委員長兼拉致問題担当相。北朝鮮と友好関係を持つクーバに、拉致問題解決に向け協力を要請した公算が大きい。
ブルーノ・ロドリゲス玖外相が昨年11月来日した際、日本政府は外相に北朝鮮への働き掛けを要請している。
議長と古屋の会談には、序列2位のミゲル・ディアス=カネル第1副議長とロドリゲス外相が同席した。古屋は、議長との会談に先立ち別途、同副議長と会談している。