ボリビアのエボ・モラレス大統領は1月31日ラパスで記者会見し、「米国は我々を反民主と見なすが、米国に民主を語る倫理的資格はない」と、米国を厳しく批判した。
これは、ハバナで開催されたCELAC首脳会議に関し米国務省当局者が、クーバの一党体制と抱擁を交わし、民主擁護という米州の約束を裏切った、と非難したのを受けての発言。
モラレスは、米国は軍事基地を諸国への介入やクーデター実行のために使い、クーバに対しては経済封鎖という大量虐殺をしている、と糾弾し、だから「倫理的資格はない」と述べた。
大統領は29日CELAC会議で、「米国のラ米・カリブ(LAC)への圧制の歴史に終止符を打つため団結しよう」と呼び掛けていた。同日ハバナで、ニカラグア、エクアドールの大統領と一緒にフィデル・カストロ前議長と会談した。
モラレスは、31日の会見で、「LAC人民はクーバ人民とともにある」と強調した。