ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は2月16日、カラカス駐在の米領事館員3人を「好ましからざる人物」として国外退去させるよう外相に命じた、と発表した。
同3人は、2か月前からベネスエラ国内で私立大学学生らと接触していた、という。大統領は、これを内政干渉と見なしている。
大統領はまた、ワシントンの米州諸国機構(OEA)駐在ベネスエラ大使が、米国務省米州担当次官補代理から、内政干渉を記したメンサヘ(メッセージ)を受け取った、と明らかにした。
内容は、12日の流血の学生暴動事件に関するもので、暴動を扇動した野党指導者の逮捕状取り下げを求めるなど、ベネスエラ内政に著しく干渉するものだという。