メヒコ・チアパス州コスタアスール在住のエル・サルバドール出身者が太平洋を13ヶ月間漂流し、マーシャル諸島に辿り着いた。現地情報を受けて、メヒコ外務省が発表した。
ホセ=サルバドール・アルバレンゴ(37)で、2012年12月24日、コスタアスールから全長7・3メートルの漁船で鮫漁に出たところ、海流に流されて沖に運ばれ、戻れなくなった。
漂流する間、雨水がなくなると海亀の血を水代わりに飲み、海亀と魚を食べて生き延びたという。
今年1月31日、マーシャル諸島のエボン島沖に差し掛かり、泳いで上陸し、島人に発見された。2月3日、首都マジューロで健康診断を受けた。
メヒコとエル・サルバドールの両政府は、連携してアルバレンゴの帰還を支援する。
髭が顔全体を覆うほどに伸びているが、やせ細っていないため、当初、漂流事実の信憑性を疑う向きもあったという。