立教大学ラ米研の2013年度修了式が3月1日執り行われ、修了生6人が吉岡知哉総長から修了証書を手渡された。(他の修了生1人は欠席した。)
私は、ラ米論Ⅱで「現代ラ米情勢」を講師として9年間担当したが、今年度で終了した。修了生と私は、言わば同期生である。
国木田独歩は『武蔵野』に「武蔵野では道を選んではいけない」と書いている。私はこの言葉が好きで、「ラ米では道を選んではいけない」と言う。
修了生は、今後さまざまな入り口から新たな気持ちでラ米に臨むはずだ。私も、そうありたい。
「篠懸の道」のあるキャンパスの一角に通った21世紀初頭の9年は、私にとって「一時代」だった。