ロシア政府は7月4日、ソ連時代にクーバに貸与した援助の累積総額の90%に当たる350億ドルを帳消しにする、と発表した。クーバは、残る35億ドルを10年間で返済する。
同時にロシア政府は、ウラディーミル・プーチン大統領が7月11~16日、玖亜伯3国を歴訪する、と発表した。ハバナには11日到着し、投資などについてラウール・カストロ議長と話し合う。
プーチンは、クーバへの最大援助国ベネスエラが政経両面で混迷を深めている今、そして玖米関係が改善に向けて静かに動きつつある今、巨額の債権を放棄して「伝統的同盟国」の立場を強化する策に出た。
亜国では12日、クリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル大統領と会談し、13日ブラジル入りする。
ブラジルでは、BRICS首脳会議に出席するほか、ヂウマ・ルセフ大統領からサッカーW杯開催国を引き継ぐ。