南部共同市場(メルコスール)は7月29日カラカスで第46回首脳会議を開き、メルコスール、米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)、カリブ連帯石油機構(ペトロカリ-ベ)、カリブ共同体(カリコム)にまたがる経済地域を結成してゆくことで合意した。
招かれて参加したカリコム加盟のセントヴィンセント・グラナディーン首相ラルフ・ゴンサルヴェスと、中米統合機構(SICA)加盟のエル・サルバドール大統領サルバドール・サンチェスは、経済地域結成への賛意を表明した。
首脳会議はまた、「南銀行」開行促進、南米を平和地域として維持するための対話による団結強化、BRICSとの連携強化、パレスティーナに侵攻し虐殺を続けているイスラエル糾弾、を決議した。
ボリビアは6番目の加盟国としてあらためて認められた。出席したエボ・モラレス大統領は、加盟手続きが最終段階にあることを明らかにした。
メルコスールの輪番制長国は、ベネスエラから亜国に移った。クリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル大統領は、今会議が、一部債権者から返済を迫られ拒否している亜国政府の立場を支持したことに謝意を表した。
この日、会議に先立ち、加盟5カ国とボリビアの大統領計6人はカラカス中心部のシモン・ボルーバル広場を訪れ、ボリーバル像に献花した。