2014年8月11日月曜日

ペルーの政治家ヘンリー・ピース死去

 ペルーの穏健左翼の政治家ヘンリー・ピース(69)が8月9日、リマ市内の病院で死去した。1990年の大統領選挙に統一左翼(IU)の候補として出馬し、第一回投票で敗れた。この選挙では、アルベルト・フジモリが当選した。

 トレード政権下の2003~04年、国会議長を務めた。かつては共産党系左翼だったが、トレードの「可能なペルー」党に歩み寄り、代表も務めた。カトリック大学の教授でもあった。

 私は1980年代末、大統領候補だったピースにリマでインタビューした。少し斜に構えるところのある、神経質な知識人、という印象だった。