クーバのフィデル・カストロ前議長は8月20日、ベネスエラのニコラース・マドウーロ大統領と19日会談したと、「真の友情」と題した新聞コラムで明らかにした。大統領は8月13日のフィデル88歳の誕生日にハバナに来られなかったため、19日に来訪したという。
フィデルは、ベネスエラがパレスティーナ・ガザ地区に緊急援助物資12トンを贈ったことに触れて、その連帯を祝福した。イスラエル軍による同地区での虐殺については、「史上最も劇的な出来事の一つ」とし、「核保有国イスラエルは国際関係上、無責任だ」と指摘した。
一方、マドゥーロ大統領は20日カラカスでフィデルに前日会ったことを明らかにし、フィデルが推進している「食糧革命」について語り合い、その実験現場をフィデルとともに訪れたと述べ、数枚の写真を公開した。
またパレスティーナ問題で意見を交換した、と語った。