メヒコ在住半世紀の竹田鎮三郎画伯(79)と「メヒコの愛弟子たち展」が9月18日、神宮前の国連大学斜め裏にあるプロモアルテで開かれた。22日まで続く。
私は画伯とはメヒコ時代以来47年の付き合いで、オアハーカ産のメスカルを呑みながら、懐かしい再会を果たすことが出来た。80歳直前だが若くはつらつとしており、それがメヒコのお陰であるのは疑いないが、画伯も現代の怪物の一人だ。
鎮三郎はオアハーカ市にあるオアハーカ州立ベニート・フアレス自治大学で美術学部長を長らく務めており、最近、名誉博士号を授与された。
出品している4人の弟子は皆オアハーカ州内で生まれた40代半ばのメヒコ人の男性ばかり。作風には、明らかに竹田の影響が見られる。
現在「メヒコの大地・生命への讃歌 竹田鎮三郎展」が、山形県酒田市の酒田市美術館で開催中。9月13日に始まり、10月19日まで。
一方メヒコ在住42年の竹田邦夫(65、鎮三郎の実弟)は彫銀師。9月23日~10月4日、新宿区荒木町の画廊「ゑいじう」で、「竹田邦夫彫銀展」を開く。オパロ(オパール)をちりばめたブローチなどが素晴らしい。電話3356-0098。
10月17~19日は、場所を中野区上高田の「土日画廊」に移して彫銀展を開く。電話5343-1842。
竹田兄弟は、愛知県瀬戸市出身で、名古屋市でも展示会を開く。