2014年10月1日水曜日

ラテンアメリカ進歩主義者会合がラ米への不安定化工作を糾弾

 キトで9月29、30両日、ラ米進歩主義者会合(ELAP2014)が、エクアドール政権党パイース同盟(AP)の主催で開かれた。グアテマラ、コスタ・リーカ、ハイチを除くラ米17か国から計37の政党・団体が参加した。

 会合は30日、「キト宣言」を発表、域内の進歩主義政権を支持し、これに介入する帝国主義を糾弾した。また、進歩主義諸国での民主主義を、若者や女性の参加拡大によって一層本質的なものとすることを呼びかけた。

 宣言はさらに、CELAC、ウナスール、ALBAなどによるラ米・カリブ統合努力支持、マドゥーロ・ベネスエラ政権への右翼勢力の介入糾弾、ラ米の一部であるプエルト・リーコの米国による支配糾弾を訴えた。

 宣言は、サイバースパイと生物多様性奪取に対する共同対策策定の必要性、不法に膨大な利益を得ようとしている禿鷹投資会社糾弾、その被害に遭っている亜国政権支持、亜国のマルビーナス諸島領有権の主張支持、米国による対クーバ経済封鎖糾弾と早期解除要求を謳っている。

 会合にはスペイン、ドイツ、ギリシャの政党などが招待され参加した。