ボリビア公共事業省は11月25日、南米横断両洋鉄道のボリビア国内通過路線および建設の是非は来年8月31日までに決まる、と発表した。
この両用鉄道は、ブラジルのサントス港からペルーのイロ港を結ぶ構想で、中国が資金・技術援助をする。路線は、ブラジルとペルーのアマゾニーア(アマゾン川流域地方)を通過するものと、間にボリビアを挟むものがある。
内陸国ボリビアにとって国内通過は、「両洋への鉄道による出口」を確保する重要な意味を持つ。
ボリビアはまた、太平洋岸領土をボリビアから奪ったチレ領内を両洋鉄道が通過する「第三の選択肢」の設定には強く反対している。