素晴らしいラテンジャズだった。先ごろ(11月14日)、東京・青山のショーレストラン「ブルーノート」で、ベネスエラの「トゥリオ・アルデマーロ・ロメーロ」の演奏会があった。
故アルデマーロ・ロメーロ(1928~2007)は、ベネスエラの民俗音楽とジャズを融合させ、「新しい音調」を創った。ブラジルのボサノヴァへの対抗意識があった。
トゥリオは、グスタボ・カルシー(ギター)、ペドロ・ロペス(ピアノ)、ミゲル・デビセンソ(ドラム)。特にカルシーの電響ギターとロペスのピアノが良かった。
歌手カルメーラ・ラミーレスは悪くなかったが、声量がいま一つだった。日本人女性2人のアルパ演奏と歌もあった。
初来日で、豊橋、大阪、駒ケ根で演奏し、青山に来た。「ベネスエラ文化週間」の行事として催された。