2015年1月28日水曜日

メキシコ検察庁が「43学生事件」の捜査終了と発表

 メヒコ検察庁のヘスース・ムリージョ長官は1月27日、強制失踪事件に遭った教員養成学校生43人は殺され所持品ともども焼かれた、との結論を発表した。これにより捜索は終了した、とも述べた。

 事件は昨年9月26日、ゲレロ州イグアラ市で発生した。学生の一人の遺骨はウィーンでのDNA鑑定により身元が判明したが、残る42人の遺骨は焼かれてしまっているため特定できない、という。

 42人の犠牲者の家族は「遺族」になったことを認めず、政府に捜査続行と事件の全貌解明を要求している。