2015年2月14日土曜日

「カーニバル期間中の政変を策謀」と、ベネズエラ国会議長が暴く

 ベネズエラのディオスダード・カベージョ国会議長と、首都リベルタドール区のホルヘ・ロドリゲス区長は2月13日合同で、反政府勢力による「軍事クーデター計画」の細部を明らかにした。

 議長は、陰謀は2013年5月28日に摘発された「ヘルコー作戦」に始まると指摘し、近く始まるカルナバル期間中にクーデターを起こす計画だった、と述べた。

 昨年の街頭暴力活動に資金を提供し逮捕されている企業家ホセ・アローチャの自供によると、野党議員ホルヘ・ボルヘスとカラカス大首都圏市長アントニオ・レデスマは、刑務所にいる極右指導者レオポルド・ロペスの暗殺を策謀した可能性がある。議長は、そう暴露した。

 議長らはまた、カラカスの米大使館が陰謀に加担していた可能性があるとし、カナダ大使館の女性館員がカラボボ州内の空港を、非常時使用に適しているかどうかを探るため視察していた、と明らかにした。

 ロドリゲス区長は、反政府派には善悪両役があり、悪役は街頭暴力事件などを起こしていた、と述べた。また逮捕された空軍将校の多くは議員ボルヘスが陰謀に参画していたと自供した、と明らかにした。

 一方、米国務省は13日、米国には非合憲措置による政変を支持しないという政策が確立していると前置きし、マドゥーロ政権による米国加担説を「馬鹿げている」と一蹴した。