ベネズエラの諜報機関ボリバリアーアナ国家情報局(SEBIN=セビン)は2月19日、カラカス首都圏市長アントニオ・レデスマ(59)を、ゴルペ(クーデター)陰謀に加担した、として逮捕した。
レデスマは先週、極右の元国会議員マリーア・マチャード、刑務所にいるレオポルド・ロペスと共に、「体制移行政権」樹立を求める国民合意の形成を求める声明に署名しており、これが主要な逮捕理由。そう当局は説明している。
ニコラース・マドゥーロ大統領は同日、新たな首都圏市長を選ぶ選挙を実施することになる、と述べた。
大統領はまた、「陰謀は今月11、12、13の3日間に決行する計画だった」と明らかにした。政府は先手を打つように空軍士官7人らを逮捕し、陰謀を潰したと公表している。
マドゥーロはさらに、「右翼のマドリーと、極右のボゴタおよびマイアミが陰謀の枢軸だ」と指摘した。これは、ラホーイ西政権、ウリーベ前コロンビア大統領一派、マイアミのラテン系極右活動家集団を指している。