2015年2月26日木曜日

米国務長官の非難をベネズエラ外相が干渉として一蹴

 ジョン・ケリー米国務長官は2月25日、米下院外交委でベネスエラ情勢について、「間違った方向に依然進んでいる。マドゥーロ大統領に、異なる選択肢を採るよう勧めたい」と述べた。

 長官は、ベネスエラ西端のコロンビア国境に近いサンクリストーバル市で24日、反政府抗議デモのさなかに、14歳の少年が警官の撃ったプラスティック散弾が命中して死亡した事件を踏まえて「間違った方向」と指摘した。撃った警官は24日逮捕されている。

 長官発言に対し、デルシー・ロドリゲス外相は25日、「米政府による新たな内政干渉」として糾弾した。米政府は既に50を超える内政干渉をしてきた、とも述べた。

 通貨ボリーバル(bf)と米ドルとの変動相場は、25日、1ドル=172・89bf、並行市場(闇)で、202・56bfとなった。