2015年2月23日月曜日

キューバがベネズエラへの「不変の支持」を表明

 クーバのブルーノ・ロドリゲス外相は2月21日、ベネスエラが直面していたゴルペ(クーデター)の陰謀に関し、クーバ政府はベネスエラ人民、政府、ニコラース・マドゥーロ合憲大統領への不変の支持を表す、と発表した。

 外相はまた、ベネスエラ国内の謀叛を促す米政府と米州諸国機構(OEA)の声明と内政干渉を断固糾弾する、と述べた。

 マドゥーロ大統領は17日密かにハバナを訪れ、カストロ兄弟と会談した。その<成果>が玖外相発表だと言える。

 クーバによる久々の厳しい米政府糾弾は、玖米国交正常化交渉の歩みが遅いとされる状況の反映かもしれない。両国は27日ワシントンで交渉を再開する。

 クーバは21日、腐敗罪で3年前から収監していたカナダ人実業家1人(禁錮15年)を釈放した。対米交渉の場を提供したカナダへの譲歩か。

 一方、ACP(アフリカ・カリブ・太平洋)諸国グループ事務局長アルハジ・ムムニは22日ブリュッセルで、クーバのアフリカでの様々な貢献を讃え、謝意を表明した。西アフリカでのエボラ出血熱との闘いでは、クーバ医師団は患者260人を救っている。