チレの革命的民俗歌謡集団「キラパジュン」が4月25日、首都サンティアゴの憲法広場で結成50周年記念演奏会を催す。
1959年のクーバ革命後にラ米で生まれた「新しい歌」運動から65年躍り出たキラパジュンは、チレ、南米、欧米で一世を風靡した。
ピノチェー軍政下で亡命を強いられた後、帰国し、メンバーを入れ替えつつ健在。
創設者のエドゥアルド・カラスコは記念演奏会を前に20日、「サルバドール・アジェンデ大統領が聴きに来てくれた。大統領のすぐ近くで活動していた」と回想し、「ピノチェーさえも聴衆の中に居た」と述べた。