2012年2月25日土曜日

チャベス大統領が手術のためキューバ入り

▽▼▽ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は2月24日夜、ハバナ空港に到着し、ラウール・カストロ国家評議会議長の出迎えを受けた。チャベスは昨年6月ハバナで受けた腰部の癌腫瘍除去手術の部位に新たな<損傷>が見つかったため、再手術に臨む。

ーーー手術は25日の診断を経て、26日以降行なわれると見られている。

ーーーチャベスには外相、保健相、実兄アダン・チャベス(バリーナス州知事、元キューバ駐在大使)、実娘2人が同行している。

ーーーこの日チャベスは、カラカス国際空港に向かう際、沿道を埋めた支持者たちに、車の開閉式天井から手を振り挨拶した。空港では、「癌の有無に拘わらず、雨が降ろうが雷鳴が轟こうが、10月7日の大勝利を阻むことのできる者はいない」と、次期大統領選挙での必勝を誓った。

ーーーさらに、「これまでにないほどの命を備えて帰ってくる」と述べ、軍部に「留守中よろしく」と声を掛けた。

ーーーハバナ到着後、ベネズエラ国営テレビに電話で、「見送りと連帯をありがとう」と支持者に謝意を伝えるとともに、「信頼と希望にあふれている。癌を打ち負かす。カラボボの戦い200周年の2021年を見据えている」と、長期政権を目指す意欲を強調した。