リオデジャネイロ沖183kmにある、埋蔵量がブラジル最大の海底油田リブラの開発権を10月21日、国営ペトロブラスを中心とする企業連合が落札した。
参加したのはペトロブラス(40%出資)、仏トータル(20%)、英蘭シェル(同)、中国CNOOC(10%)・CNPC(同)。西レプソール社連合は敗れた。
2019年生産開始、最大日量140万バレル。現在の伯日量は210万b。
リブラ油田から向こう35年間に80~120億bが生産される見込み。リブラ関連の伯国家収入は35年間に総額4545億ドル。生産される原油の41・65%は政府に引渡される。
市民には「石油資源の国際的民営化だ」との反発があり、この日、抗議行動に出た。入札は厳戒態勢の下で行なわれた。