2013年11月29日金曜日

パナマ当局が、罰金支払えば北朝鮮船解放と決定



 パナマ検察庁は11月28日、パナマ運河カリブ海側の港に7月10日以来抑留している北朝鮮貨物船チョンチョンガン号の解放を決めた。ただしパナマ運河庁(ACP)が科している罰金を支払うまでは出港できない。

 この貨物船はハバナを出港、キューバ糖を満載していたが、その下の船倉にキューバ革命軍の旧ソ連製兵器類を隠していた。このため、ACPは積荷の事前申告制度に違反し、運河の安全を脅かした、として罰金100万ドルの支払いを命じていた。

罰金は28日、67万ドルに引き下げられた。船長以下の乗組員は35人で、出港時に、うち32人が解放される見込み。

 キューバ政府は、半世紀前の旧式兵器類は修復のために同船に載せた、と釈明してきた。