2013年12月31日火曜日

来年2月、首脳会談で北米自由貿易条約(協定)見直しへ


 米加墨北米3国の北米自由貿易条約(TLCAN、英語ではNAFTA)が1月1日、発効20周年となる。

 メヒコ企業家連絡会議(CCE)は12月30日、「TLCANは20年間多くをメヒコにもたらしたが、今や停滞期に入っている」と述べた。だが「競争力と経済活力を高めるための条件はある」と付言した。

 またワシントン駐在のメヒコ大使は29日、「TLCANには20年前に予測できなかったような問題が生じている」と指摘し、来年2月後半に開かれる加盟3国首脳会談で対策が話し合われると明かにした。

 その問題とは、情報技術、ネット取引、域内エネルギー事情、人材育成など。

 20年前の1994年元日、墨チアパス州で、「TLCANに象徴されるすべての悪」に反逆するサパティスタ民族解放戦線(EZLN)の武装蜂起が起きた。