2014年8月29日金曜日

戦時通信社・同盟の戦争責任を綴る労作生まれる

◎最近の伊高浩昭執筆記事

★週刊金曜日 8月29日号(本日刊) きんようぶんか(書評)欄

「権力と一体化した通信社の過ちは今また繰り返されつつある」

☆元共同通信記者・鳥居英晴著『国策通信社「同盟」の興亡-通信記者と戦争-』(花伝社)書評

 日本の戦時通信社・同盟は日本軍が起こした中国侵略戦争をはじめとする敗戦までの戦争に情報工作面で加担した。敗戦直後、同盟は解散し、共同、時事の両通信社に衣替えした。共同通信の場合、戦争責任の分析や反省がないまま出発した。共同に在籍した書評子(伊高)は「同盟の遺伝子」と闘わざるを得ない。

★月刊LATINA9月号(8月20日刊)

ラ米乱反射 連載第101回 「ポール・ゴーギャンとラテンアメリカ」、「タヒチ行きの原点は幼年時のペルー生活」(リマ在住写真家・義井豊氏撮影の写真も掲載)

書評:『伊達侍と世界をゆく』写真・篠田有史、文・工藤律子(河北新報社)

書評:『ルポ 京都朝鮮学校襲撃事件』中村一成著(岩波書店)