フォロ・デ・サンパウロはボリビアのラパスで始まって3日目の8月27日、クーバ共産党国際局長ホセ=ラモーン・バラゲールが、米国がラ米で仕掛けている不正規戦争を警戒し、それを仕掛けられているベネスエラに連帯するよう呼び掛けた。
米国は、敵と見なした国々の政府を倒すため、不安定化工作を展開する。米政府自体の介入は見えないようにしつつ、地元右翼勢力、内外マスメディアと共謀し、標的国に政治、経済、メディア、テロリズモなどの工作を仕掛ける。
だがこれは特に新しい戦略・戦術というわけではなく、クーバ革命体制は米政府のこの種の工作に幾度となく遭ってきた。このところラ米でこの種の工作が目立っているのは、「米帝国主義が失地回復のため反撃に出ていることを示す」と、バラゲールは見る。
ベネスエラのマドゥーロ政権は特に今年2月以降、軍事クーデターを狙った反政府街頭暴動事件に見舞われた。まさに米国の陰謀による不正規戦争であり、バラゲールは、「ベネスエラに連帯しよう」と訴えた。