パナマ運河庁(ACP)のホルヘ・キハーノ長官は8月15日、同運河開通100周年に際して記者会見し、現在工事中の閘門式第3水路とは別に、一層規模の大きな運河拡張の可能性を検討している、と明らかにした。
現行の2水路、および第3水路はいずれも閘門3式型だが、新たな構想は閘門4式型になるという。
長官は別途、中国港湾工事会社(CHEC)が新構想に沿った設計、建設、融資に関心を示している、と語っている。
近隣のニカラグアは香港企業と組んで「大ニカラグア運河」の建設工事を年末に開始すると表明している。キハーノ発言が、パナマ運河第3水路より規模の大きいニカラグア運河計画を意識したものであるのは疑いない。