エクアドール憲法裁判所は10月31日、大統領無期限再選を可能にするため改憲を国会の議決に委ねることを可とする判断を下した。野党が要求していた国民投票は不要とされた。
ラファエル・コレア大統領は2007年就任し、08年の新憲法下で現在2期目にある。途中で終わった07年開始の任期を入れれば、通算3期目にある。
08年憲法は、大統領は任期4年で、連続もしくは非連続で一回限り再選可能と規定している。
国会で多数派の政権党「パイース同盟」(AP)は6月26日、大統領再選を無期限可能とする改憲を憲法裁に求めた。政権党は年内に改憲法案を策定し、来年中に改憲する方針。
ラ米ではベネスエラとニカラグアが大統領無期限再選制をとっている。