ブエノスアイレス中心部で2月18日、アルベルト・ニースマン検事不審死から一か月経った節目に、真相解明を求める大規模なデモ行進があった。首都警察の推計では、40万人が参加した。
検事ニースマンは、CFK現亜国大統領らがイラン政府と密約し、イラン当局絡みのユダヤ系施設爆破事件の捜査を隠ぺいしたとして、同大統領の取り調べや逮捕の準備をしていた。
だが検事は、国会で事件捜査に関し証言する日に自宅で変死体で発見された。まだ暗殺とは断定されていないが、他殺との見方が定着しており、元諜報機関幹部が関与した疑いが既に出ている。
この日、同種のデモ行進は国内各地で実施された。今年10月25日には大統領選挙がある。ペロン派内非主流派や野党は、ペロン派左翼のCFK後継者つぶしの思惑を込めて、首都のデモに参加した。