メヒコのフェリーペ・カルデロン前大統領の妻で弁護士のマルガリータ・サバーラ(47)は6月14日、2018年実施の次期大統領選挙に出馬したい、と表明した。
夫所属のカトリック・財界系保守・右翼政党、国民行動党(PAN)の指名獲得か、他会派の支持か、無所属か、で出馬したいと述べた。2014年の選挙法改正で無所属出馬が可能になっている。
サバ―らは2003~06年、PAN所属の下院議員を務めた。今年の下院議員選挙への出馬を希望していたが、PANの公認を得られなかった。
カルデロンは06年の大統領選挙で実際は負けていながら、開票時の操作で勝ったことになった、という見方が定説になっている。その<逆境>を跳ね返すかのように、就任後ただちに「麻薬戦争」に突入したが失敗、全土に麻薬絡みの凶悪犯罪を拡げるのに貢献した。