ベネスエラのディオスダード・カベージョ国会議長は6月13日、アイチの首都ポルトープランスで米国務省のトーマス・シャノン顧問と、両国関係正常化をめぐり90分間会談した。
カベージョは、ニコラース・マドウーロ大統領の特使として、アイチでのALBA事業の落成式に出席した。アイチのミシェル・マルテリ大統領の仲立ちで、シャノンと会談した。
会談には、ベネスエラのデルシー・ロドリゲス外相、アイチ駐在のパメーラ・ホワイト米大使も同席した。
カベージョ議長は12日には、ブラジリアでヂウマ・ルセフ伯大統領と会談した。これも大統領特使としての訪問で、ベネスエラに欠乏している薬品の買い付けが主な目的。関係閣僚が同行した。
カベージョはベネスエラで大統領に次ぐ実力者。米当局は、カベージョと麻薬取引との関係を指摘しているが、マドゥーロ大統領はカベージョを盛り立てる意味も込めて特使の任務を与えている。