ニカラグアの首都マナグアで7月16~18日、第23回フォロ・デ・サンパウロ(FSP、サンパウロフォーラム)会合が開かれる。ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC)加盟33カ国から左翼・進歩主義政党・運動・団体の代表約300人が出席する。15日は予備日、19日はサンディニスタ人民革命(RPS)38周年記念日で、その式典にFSP出席者全員が参加する。
ことし1月マナグアで開かれた予備会合で、「我らのアメリカ合意」が採択された。LAC(ラ米。カリブ)の左翼統合と、LACに再台頭している新自由主義経済路線への反撃のための闘い強化を謳っている。
今回の会合では①危機にある資本主義に替わる経済モデル構築と、その政治的・社会的影響②LAC統合③反腐敗闘争④国家制度衰退問題⑤跋扈する個人利益追求経済への対策⑥労働者階級の復権⑦ベネスエラ情勢と米州諸国機構(OEA)-などがテーマになる。
横暴な新自由主義路線の政治経済再台頭は、域内の左翼・進歩主義勢力にとって逆襲すべき好機だが、それは経済的にでなく、、政治的に対処せねばならない。FSPは、そのように捉えている。
FSP事務局、ニカラグアのオルテガ政権、政権党FSLN(サンディニスタ民族解放戦線)は、ルーラ元ブラジル大統領を断罪した1審判決を糾弾、ルーラへの連帯を表明した。
FSPがニカラグアで開催されるのは4度目、中米開催は8度目となる。社会主義クーバからは、ホセ=ラモーン・バラゲール共産党国際局長が出席する。