2018年6月3日日曜日

 キューバ国会が改憲案起草委員会を設置▼7月末に草案提出へ▼ベネズエラが政治暴力犯40人を新たに釈放▼スペイン新首相が就任

 キューバ人民権力全国会議(ANPP,国会に相当)は6月2日、特別本会議を開き、憲法改正案起草委員会設立を全会一致で決議した。

 委員会はANPP議員33人で構成される。委員長はラウール・カストロ共産党第1書記、副委員長はミゲル・ディアスカネル国家評議会議長。委員会は、改憲草案を7月末のANPP通常会期に提案することになっている。

 現行の社会主義憲法は1976年に公布され、1992年と2002年に改正された。ディアスカネル議長はANPPでの演説で、2011年の党大会で「経済・社会現代化(改革)指針」が導入されたのを受けて改憲が必要になったと説明。
 さらに、人道主義、社会正義、社会主義堅持、国民団結、共産党の前衛の役割、を基本理念とする、と表明した。

 起草委員会に長老ホセ=ラモーン・マチャード第2書記は入っているが、別の長老で守旧派筆頭と見られているラミーロ・バルデス革命司令官(国家評議会副議長)は加わっていない。

 一方、クバーナ(国営キューバ航空)は2日、国内便全便の運航を9月まで停止すると発表した。112人が死亡した5月18日のクーバナ国内便墜落事故を受け、全機の機体点検のため。
 墜落機はメキシコから借りていた機体だった。110人が死亡、3人が救助されたが、うち2人はその後死亡した。

▼べネズエラがさらに40人釈放

 政府は6月2日、街頭暴力事件加担などで逮捕、拘禁されていた40人を釈放した。前日の39人に続くもので、計79人に達した。いずれも殺人など重罪に直接関係していない者とされる。

 政府はまた、通貨ボリーバルのデノミネーションを8月4日実施すると発表した。

▼スペイン新首相が就任

 スペイン労働社会党(PSOE=ぺソエ)のペドロ・サンチェス書記長が6月2日、首相に就任した。モンクロア宮殿でフェリーペ6世国王の前で、憲法に基づき宣誓した。就任式に付き物のキリスト受難像も聖書も用いられなかった。

 同じく就任したばかりのカタルーニャ州のキム・トーラ新首相は、サンチェス首相に、「カタルーニャ問題で対話しよう。互いにリスクを負おう」と呼び掛けた。