☆★☆ハイチのミシェル・マルテリ大統領は7月10~12日、エクアドールを訪問した。去年9月のラフエル・コレア大統領のハイチ訪問への答礼だった。
★今回の訪問で、エクアドールがハイチで道路建設・維持、水路補修、排水路・下水渠建設、瓦礫除去・搬送、住宅改修、校舎修理に当たることが決まった。エクアドールはこれまでまでに1350万ドルを投入し、ハイチの道路175kmの改造、アスファルト橋138か所の架橋を果たした。
☆このほか、科学技術協力や、国家機構改革、制度強化、社会保障、高齢者・障害者保護などでエクアドールが協力することが決まった。
★アクアドールは国力が限られており、他国を援助するのは容易なことではない。だがラ米域内の最貧国ハイチには、このような援助が可能だ。米州の南南協力の好ましい形として注目されている。
☆長らく、南米アンデスの小国エクアドールと、<カリブ海のアフリカ>と呼ばれてきたハイチは、21世紀の今、同じラ米の国として、連帯できるようになっている。昨年12月「ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC=セラック)」が発足したのには、理由があるのだ。