内戦が和平の方向に進んでいるコロンビアで、ゲリラ組織コロンビア革命軍(FARC)が7月20日に踏み切った「一方的停戦」を監視・検証してきた「和平のための拡大戦線」(FAPP)は11月2日、近くハバナに行き、FARC、コロンビア政府の双方に新たな和平案を提案する、と明らかにした。
その和平案は、コロンビアの州(県)ごとに停戦し、それを全土に拡大させ、内戦を終わらせるというもの。政府は、FARCを特定地域に集結させる案を提案していたが、FARCはこれを拒否した。
FARCは、一方的停戦実施後、政府軍および極右準軍部隊による50件を超える戦闘行為があった、と政府側を非難、このままでは和平過程進展が危ぶまれると警告していた。
FAPPは、FARCの要請を受けて、和平交渉が行なわれているハバナに赴き、仲裁役の立場から提案することになった。
2015年11月3日火曜日
2015年11月2日月曜日
ボリビアがロシアの援助で原子力研究所を建設へ
ボリビアのエボ・モラレス大統領は10月28日、同国初の原子力研究所を4年内に建設する、と発表した。政治首都ラパスの郊外に拡がる標高4000mのエルアルト市で、2016年3月20日着工される。
建設費は3億ドルで、ロシアが融資する。技術もロシアだが、原子力発電の経験国アルヘンティーナも技術支援する。実験用原子炉1基などが設置される。
モラレスは昨年、この建設計画を打ち出し、国際原子力機関(IAEA)の支援を得てきた。同大統領は以前、イランとの協力を決めていたが、立ち消えになった。施設の正式名称は、「原子力技術研究開発所」。
当初、住民の反対が強かったが、モラレスは人体、家畜、空気、河川、「母なる大地」にも汚染の心配はない、と説得、同意を得るのに成功した。
建設費は3億ドルで、ロシアが融資する。技術もロシアだが、原子力発電の経験国アルヘンティーナも技術支援する。実験用原子炉1基などが設置される。
モラレスは昨年、この建設計画を打ち出し、国際原子力機関(IAEA)の支援を得てきた。同大統領は以前、イランとの協力を決めていたが、立ち消えになった。施設の正式名称は、「原子力技術研究開発所」。
当初、住民の反対が強かったが、モラレスは人体、家畜、空気、河川、「母なる大地」にも汚染の心配はない、と説得、同意を得るのに成功した。
11月の伊高浩昭執筆記事予告
◎伊高浩昭の11月執筆記事予告
★月刊誌LATINA12月号(11月20日刊)
「ラ米乱反射」連載第116回 「10月25日実施のハイチ大統領選挙長編解説」
書評:『キャプテン・クックの列聖』(ガナナート・オベーセーカラ著、中村忠男約、みすず書房、6800円)
★月刊誌LATINA12月号(11月20日刊)
「ラ米乱反射」連載第116回 「10月25日実施のハイチ大統領選挙長編解説」
書評:『キャプテン・クックの列聖』(ガナナート・オベーセーカラ著、中村忠男約、みすず書房、6800円)
コロンビア政府軍の軍事作戦が停戦に脅威、とFARC警鐘
コロンビア革命軍(FARC)は11月1日、同ゲリラ組織が7月20日から維持している「一方的停戦」を監視・検証している「和平のための拡大戦線」(FAPP)に対し、FARCとの緊急会合開催を要請した。
理由は、このところの政府軍の全国的な軍事化強化によってFARC要員が殺されており、停戦が脅かされている、との判断から。
FARCは10月31日には、ハバナでの和平交渉を支援しているクーバ、ノルウェー、ベネスエラ、チレ4カ国代表と、交渉に側面参加している米独EU代表に、「軍事化による危険性」について詳しく説明した。
和平過程を支援しているコロンビア超党派議員団も1日、政府、FARC双方に対し、和平過程を壊さないため言動を慎重にするよう呼び掛けた。
一方、コロンビア紙はハバナでFARC交渉代表団広報担当のカルロス=アントニオ・ロサーダの発言として、JMサントス大統領は相互停戦の監視・検証を国連安保理に提案すること、および、相互停戦前にFARCは特定地域に終結すべきこと、の2点を条件としてFARCに提示したが、FARCはこれを拒否した、と報じた。
FARCは、国連の関与は不要であると同時に、9月23日の和平合意に反する、と見ている。また、FARC要員の集結については、「政府に真の政治的意志があれば集結は不要」との立場だ。
理由は、このところの政府軍の全国的な軍事化強化によってFARC要員が殺されており、停戦が脅かされている、との判断から。
FARCは10月31日には、ハバナでの和平交渉を支援しているクーバ、ノルウェー、ベネスエラ、チレ4カ国代表と、交渉に側面参加している米独EU代表に、「軍事化による危険性」について詳しく説明した。
和平過程を支援しているコロンビア超党派議員団も1日、政府、FARC双方に対し、和平過程を壊さないため言動を慎重にするよう呼び掛けた。
一方、コロンビア紙はハバナでFARC交渉代表団広報担当のカルロス=アントニオ・ロサーダの発言として、JMサントス大統領は相互停戦の監視・検証を国連安保理に提案すること、および、相互停戦前にFARCは特定地域に終結すべきこと、の2点を条件としてFARCに提示したが、FARCはこれを拒否した、と報じた。
FARCは、国連の関与は不要であると同時に、9月23日の和平合意に反する、と見ている。また、FARC要員の集結については、「政府に真の政治的意志があれば集結は不要」との立場だ。
ラ米エネルギー機構が英の油田開発を国連決議違反と判断
ラ米エネルギー機構(OLADE=オラデ)は10月30日、ボリビア南部のタリーハ市で石油相会議を開き、英国によるマルビーナス(フォークランド)諸島近海での油田開発を国連決議違反と認定した。
国連は、亜国によるM諸島領有権の主張を支持し、英国による一方的な油田開発を、「亜英両国は現状を変更する一方的行動をとってはならない」とする国連決議に反していると判断、亜国が英国に対し法的措置をとるのを是とした。
亜国は1833年に英国に奪われたM諸島および南大西洋の他の2諸島の奪回のため1982年4月、M諸島に先制攻撃を仕掛け占領した。だが英本国から派遣された海空軍部隊により6月、敗北に追い込まれた。
その後、国連の仲介で対話による対立解消を求められてきた。だが英国は、領土問題の話し合いには応じず、島民投票で諸島の英国帰属継続を決めるなどし、近年、亜国の反対を無視して海底油田開発に踏み切った。
国連は、亜国によるM諸島領有権の主張を支持し、英国による一方的な油田開発を、「亜英両国は現状を変更する一方的行動をとってはならない」とする国連決議に反していると判断、亜国が英国に対し法的措置をとるのを是とした。
亜国は1833年に英国に奪われたM諸島および南大西洋の他の2諸島の奪回のため1982年4月、M諸島に先制攻撃を仕掛け占領した。だが英本国から派遣された海空軍部隊により6月、敗北に追い込まれた。
その後、国連の仲介で対話による対立解消を求められてきた。だが英国は、領土問題の話し合いには応じず、島民投票で諸島の英国帰属継続を決めるなどし、近年、亜国の反対を無視して海底油田開発に踏み切った。
2015年11月1日日曜日
コロンビア和平は来年3月23日前にも可能と大統領予測
コロンビアのJMサントス大統領は10月31日、政府とFARCとの和平交渉が現在の調子で進行すれば、最終和平合意には、期限の来年3月23日より早く到達できそうだ、と述べた。
双方は目下ハバナで、最終和平前のFARCゲリラ要員の集結および集結地域、停戦監視・検証の方法などについて話し合っている、と明らかにした。
大統領はまた、和平実現に向けて私の政敵を含む全コロンビア人の支援が必要だ、と強調した。
双方は目下ハバナで、最終和平前のFARCゲリラ要員の集結および集結地域、停戦監視・検証の方法などについて話し合っている、と明らかにした。
大統領はまた、和平実現に向けて私の政敵を含む全コロンビア人の支援が必要だ、と強調した。
日本とチリが津波対策で協力強化へ
太平洋を隔てて向き合うチレと日本が津波対策でセミナリオ(セミナー)を開き、津波対策計画を打ち出した。セミナリオは10月29日、サンティアゴ市で開かれた。
計画は、「STREPS(持続可能開発向け科学技術協力調査計画)-津波計画」と呼ばれる。早期予報、被害規模推定、非難、海岸地方居住地域での普段の準備などを通じて津波の危険性を最小限にするというもの。
2010年にチレ南部のコンセプシオン市一帯で起きた地震でも、11年の北日本大震災でも、大きな津波被害が出た。これらの経験を経て、両国の協力関係は強化された。
セミナリオには、日本から国際協力事業機構(JICA)、地震専門家、日本大使館など、チレからは国家緊急事態事務所(ONEMI)、海軍水路・海洋学研究所(SHOA)、公共事業省港湾事業局、大学の専門家ら、双方合わせて40人が参加した。
ONEMIのリカルド・トロ所長は、我々は日本の経験に学び従う、と述べた。
計画は、「STREPS(持続可能開発向け科学技術協力調査計画)-津波計画」と呼ばれる。早期予報、被害規模推定、非難、海岸地方居住地域での普段の準備などを通じて津波の危険性を最小限にするというもの。
2010年にチレ南部のコンセプシオン市一帯で起きた地震でも、11年の北日本大震災でも、大きな津波被害が出た。これらの経験を経て、両国の協力関係は強化された。
セミナリオには、日本から国際協力事業機構(JICA)、地震専門家、日本大使館など、チレからは国家緊急事態事務所(ONEMI)、海軍水路・海洋学研究所(SHOA)、公共事業省港湾事業局、大学の専門家ら、双方合わせて40人が参加した。
ONEMIのリカルド・トロ所長は、我々は日本の経験に学び従う、と述べた。
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