2013年1月27日日曜日

銃器を自転車かパソコンと交換を-ウルグアイ政府が計画


☆★☆ウルグアイ政府は、国内に出回っている銃器類を大幅に減らすため、銃器を自転車もしくは電脳(パソコン)と交換する計画に近い将来着手することにしている。

☆殺人に用いられる銃器を「生きるための武器」に換えるこの政策には、年間12億ドルかかるという。国内では2010年現在45万丁の銃器が登録されている一方、推定50万丁が不法に所持されている。人口320万人のこの国に計95万丁の銃器があるとすれば、約3人に1人が所持していることになる。

☆昨年、殺人事件が267件起きている。200件以下だった一昨年をかなり上回ったこともあって、内務省は交換政策を策定した。 

「チャベスは呼吸不全克服」と、ベネズエラ政府発表


☆★☆ベネズエラのエルネスト・ビジェーガス通信情報相は1月26日、チリの首都サンティアゴで、「ハバナで療養中のウーゴ・チャベス大統領は、深刻だった呼吸不全を克服した。容体は概して良好である」と発表した。

☆ビジェーガスは、ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC=セラック)とEUの首脳会議にチャベスの代理として出席しているニコラース・マドゥーロ副大統領に随行している。

☆読み上げられた声明文の末尾には、「CELACは、チャベス大統領のラ米・カリブにおける指導力によって生まれた」と明記されている。

☆チャベスは、シモン・ボリーバルやホセ・マルティのラ米統合思想に基づき、米州の「南」であるラ米・カリブ33カ国の一大機構CELACの創設を志し、2011年12月カラカスで実現させた。米州の「北」である北米合州国とカナダには加盟資格がない。

CELAC出現で、米州の南北の境界はメキシコ、キューバ、バハマの北側と米国を隔てる東西の横線となった。広義の「南米」がその線まで北上したわけだ。  

CELAC・EU首脳会議が「サンティアゴ宣言」を採択


☆★☆ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC、33カ国)と欧州連合(EU、27カ国)の首脳が一堂に会する第1回CELACEU首脳会議が1月26日、チリの首都サンティアゴで始まった。ラ米史上、最大級の首脳会議である。

☆チリのセバスティアン・ピニェーラ大統領が議長を務め、議長が読み上げた48項目の「サンティアゴ宣言」は全会一致で採択された。会議は27日までだが、途中で帰国する首脳たちがいるため、初日の採択となった。

☆宣言は、「保護主義を避けつつ通商を拡大」、「投資の安全を保障しつつ投資拡大」の2点が持続的開発に重要だと強調した。投資保護では、各国の内政上の決定は国際公約・義務に則り行われる、との外資国有化防止措置が盛り込まれている。

☆特にカリブ海諸国が懸念する気候変動には、対策を講じることが明記された。第2回首脳会議が2015年にブルッセルで開かれることも決まった。

☆ラ米とEUの首脳会議は7回目とされるが、2011年12月カラカスで発足したCELACEUの首脳会議は初めて。CELACには北米の米国とカナダは加盟できず、両国の不在が目立った。

☆28日には第2回CELAC首脳会議が開かれ、輪番制議長はチリ大統領から、キューバのラウール・カストロ国家評議会議長に移る。

2013年1月26日土曜日

スペイン語の黒人差別表現追放を-ウルグアイで署名運動


★☆★アフリカ系市民を差別する西語表現をなくそうという運動が、ウルグアイで1月22日始まった。「アフリカ系ウルグアイ人協会」の呼び掛けによるもので、3月20日までに1万人の署名を集め、国連「人種差別追放日」の3月21日に王室スペイン語アカデミア(RAE)に提出する。

★例えば「トゥラバハール・コモ・ネグロ」(黒人のように働く)という表現は、奴隷時代の過酷な強制労働を連想させるとして、「トゥラバハール・ムーチョ」(大いに働く、たくさん働く)のような言い方に換えるべきだ、とする。

★「ノ・ソモス・ネグロス」(我々は黒人ではない=そんなひどい目に遭う覚えはない)という差別性が明確な用語も罷り通っている。協会はRAEに、「黒人」という単語の入る差別的語法を西語辞書から追放するよう訴える。

★政府高官、サッカー選手、作家らウルグアイの著名人たちが広報ビデオに出演し、署名を呼び掛けている。あるアフリカ系市民は、「アフリカ系ウルグアイ人の73%は今日、まともな職業に就けないでいる。植民地時代(奴隷時代)とさして変わらないのだ」と語っている。

2013年1月25日金曜日

チリで26日からCELAC・EUおよびCELAC首脳会議開催


★☆★チリの首都サンティアゴで1月26日から28日にかけて、二つの大きな首脳会議が開催される。ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC=セラック、33カ国加盟)と欧州連合(EU、27カ国加盟)の合同首脳会議、および第2回CELAC首脳会議である。

★合同会議では、経済統合、開発、国際組織犯罪、麻薬、国際金融危機、コロンビア和平交渉、ハイチ支援などが議題となる。

★28日開催のCELAC首脳会議では、議長国がチリからキューバに移り、ラウール・カストロ国家評議会議長が新議長に就任する予定。

★両会議に合わせて、社会活動、労働、先住民など400のラ米民間団体がチリ大学構内で「人民サミット」を開く。その決議は、両首脳会議に渡される。

CELAC首脳のうち、チャベスが療養中のベネズエラと個別の理由によるエル・サルバドールは欠席し、副大統領が代理出席する。昨年6月国会クーデターで大統領を追放したため加盟資格停止となったパラグアイの公式な出席はない。

ベネズエラ指導部がチャベス大統領と新たに面談


☆★☆キューバ訪問中のベネズエラ外相エリーアス・ハウアは1月24日、ハバナで同日、ニコラース・マドゥーロ副大統領、ディオスダード・カベージョ国会議長、ラファエル・ラミーレス石油相、シリア・フローレス検事総長、バリーナス州知事アダン・チャベス(大統領の実兄)とともにウーゴ・チャベス大統領と面談した、と明らかにした。

★経済、政治、ベネズエラ統一社会党(PSUV、政権党)運営、5月予定の市長・市議会選挙対策などについて話し合われた、という。

★ハウア外相はまた、「チャベス大統領は術後の回復過程にある。だが今後、一層複雑かつ深い闘病過程に入る」と述べた。

★マドゥーロとハウアは、チリのサンティアゴ市で26~28日開催されるラ米・カリブ諸国共同体(CELAC=セラック)と欧州連合(EU)の合同首脳会議、およびCELAC首脳会議に出席するためチリに向かう予定。

2013年1月23日水曜日

故独裁者の息子ピノチェー2世に小切手詐欺容疑


▼▼▼チリ軍政独裁者故アウグスト・ピノチェーの長男アウグスト・ピノチェー=イリアルト(69)は1月22日、空小切手発行容疑で裁判所に召喚されながら応じなかった。新たな召喚日は2月12日と決まった。

▼長男ピノチェーは去年3月、額面380万ペソ(約7万米ドル)の小切手を振り出したが、資金の裏付けがなかった。このため8月に告訴された。

▼故独裁者は、人道犯罪責任の他、2600万ドルの不正蓄財で追及されていた。息子も、武器買い付けに際し300万ドルを受け取った嫌疑がかけられていた。独裁者の妻や他の子供らにも不正容疑がかけられ、「腐敗一族」として問題になってきた。