2013年1月27日日曜日

「チャベスは呼吸不全克服」と、ベネズエラ政府発表


☆★☆ベネズエラのエルネスト・ビジェーガス通信情報相は1月26日、チリの首都サンティアゴで、「ハバナで療養中のウーゴ・チャベス大統領は、深刻だった呼吸不全を克服した。容体は概して良好である」と発表した。

☆ビジェーガスは、ラ米・カリブ諸国共同体(CELAC=セラック)とEUの首脳会議にチャベスの代理として出席しているニコラース・マドゥーロ副大統領に随行している。

☆読み上げられた声明文の末尾には、「CELACは、チャベス大統領のラ米・カリブにおける指導力によって生まれた」と明記されている。

☆チャベスは、シモン・ボリーバルやホセ・マルティのラ米統合思想に基づき、米州の「南」であるラ米・カリブ33カ国の一大機構CELACの創設を志し、2011年12月カラカスで実現させた。米州の「北」である北米合州国とカナダには加盟資格がない。

CELAC出現で、米州の南北の境界はメキシコ、キューバ、バハマの北側と米国を隔てる東西の横線となった。広義の「南米」がその線まで北上したわけだ。