☆★☆ハンブルクの国連海洋法裁判所(ITLOS)は12月15日、ガーナ政府に対し、抑留中のアルゼンチン海軍練習帆船リベルター号を22日までに解放するよう命じた。
★ガーナは、NYの法廷の判断を受け、寄港したリベルター号を10月2日から抑留してきた。同船は世界周遊の練習航海中だった。乗員の多くは既に帰国している。
★NY法廷は、米国のヘッジファンド(禿鷹ファンド)NMLキャピタルの訴えを認めて、ガーナに同船の抑留を命じた。
★NMLは、亜国に貸している資金3億ドルの返済を求め、同船解放には2000万ドルの保証金支払いが必要と主張した。これが認められていた。
★ITLOSの判断を発表したエクトル・ティメルマン亜国外相は、MNLを「まさに現代の海賊だ」と糾弾した。