ベネスエラは10月16日、国連総会での安保理非常任理事国改選で当選し、来年元日から2年間安保理任務を果たすことになった。22年ぶりの復帰となる。
国連加盟193カ国中、賛成181、反対1、棄権10、無効1だった。反対は米国と見られている。米国連代表部は早速、不快感を公式に表明した。イスラエルは無効ないし棄権に回ったもよう。
総会に出席していたラファエル・ラミーレス外相は、「圧勝だ。この勝利は故ウーゴ・チャベス司令官に捧げる。我々は絶え間ない反ベネスエラの中傷運動にも拘わらず勝利した」と述べた。
過去ベネスエラは1960年代初頭から90年代前半にかけて4回非常任理事国を経験している。だが、チャベス政権が1999年に発足してからは初めて。06年に立候補したが、落選している。今回はラ米・カリブ諸国(GRULAC=グルラック)のベネスエラ以外の32カ国から反対国は出なかった。