2013年1月4日金曜日

英国によるマルビーナス諸島奪取180周年に際し、亜英が応酬


▼▼▼英国が、亜国領だったマルビーナス諸島など南大西洋の3群島を奪取してから1月3日で180年が過ぎた。同諸島は、英国ではフォークランド(F)諸島と呼ばれる。

▼クリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル(CFK)大統領は同日付の英紙ガーディアンとインデペンデントに、デイヴィッド・キャメロン英首相宛ての公開書簡を意見広告として掲載した。

▼同書簡は、「亜国は180年前、英植民地主義によってロンドンから1万4000㎞離れたマルビーナス諸島などを奪われた。諸島領有権は亜国にある。1965年の国連決議に従って亜国との領有権交渉に応じるべきだ」と呼び掛けている。

▼これに対し、英首相は、F諸島住民が英国に留まりたいと意思表示している間は領有権が英国から動くことはない、と一蹴した。

▼また英国の大衆紙「サン」は4日付の亜国英語紙ブエノスアイレス・ヘラルドに、「亜国はF諸島から手を引いたままでおれ」と主張する意見広告を掲載した。

▼一方、1982年のマルビーナス戦争に出征した亜国軍退役軍人会は3日、ブエノスアイレスの英大使館に抗議書を提出した。