★☆★カラカスの大統領政庁ミラフローレス宮で12月31日、ウーゴ・チャベス大統領(58)の健康を祈願するカトリックのミサが執り行われた。閣僚のほとんどと、政権党・ベネズエラ統一社会党(PSUV=ペエセウベ)の幹部らが出席した。
★大晦日のこの日、カラカスで予定されていた政府系の「ノーチェ・ビエハ」(大晦日の夜)から「アーニョ・ヌエボ」(新年=元日)にかけてのフィエスタは中止された。
★大統領が昨年12月11日、ハバナで6時間の難しい手術を受けて以来、カラカスをはじめ国内各地で同様のミサが続いている。
★チャベス自身も2011年6月、最初の癌腫瘍除去手術を受けて以来、しばしば神に延命を祈願していた。
★ここに至って本格的に<神頼み>となった事実は、科学、医学がほぼ限界に達したことを示唆している。残るは「奇蹟」だけなのだ。
★今月10日には、チャベスの新任期就任式が待っている。本人が宣誓式に欠席すれば、次期大統領選挙が日程に上ることになり、政局は重大局面に突入する。