ラス・アメリカス(米州)の全35か国が史上初めて一堂に会する第7回米州首脳会議が4月10日、パナマ市で始まった。
米州諸国機構(OEA)加盟34カ国のうちチレのミチェル・バチェレー大統領およびドミニカのルーズヴェルト・スケリット首相を除く32首脳と、クーバのラウール・カストロ議長が出席している。
会議では最初にローマ法王フランシスコからの「地球的連帯」と「新しい社会秩序建設」を求めるメンサヘ(メッセージ)が代読された。
次いで、パン・ギブン国連事務総長とホセ=ミゲル・インスルサOEA事務総長が挨拶した。任期終了間際のインスルサは、ラ米・カリブの状況を鳥瞰し、コロンビア和平交渉進展や米玖国交正常化合意を讃えた。
この後、会議議長を務めるパナマのフアン=カルロス・バレーラ大統領による開会演説で、開会した。
続いて首脳陣は、パナマ市旧市街での晩餐会に臨んだ。
会議は11日、共同声明を採択して閉会する。