英ロイター通信は4月24日、ベネスエラの2014年の石油収入は500億ドルだったと伝えた。
だが、諸外国に気前の良い石油関連融資や原油優遇販売をしているため昨年、240億ドルを失った、とも報じた。
カリブ石油連帯機構(ペトロカリーベ)などへの融資や原油供給をせずに、その分の原油を国際価格で輸出していたとすれば、昨年の石油収入は計740億ドルになった、という意味だ。
ベネスエラ中央銀行は24日、備蓄している金塊の一部を売り、現金10億ドルを得た。
一方、エクアドールのラファエル・コレア大統領は24日、街頭暴力事件や金融逼迫操作で政権が揺さぶり工作を仕掛けられているとして、野党勢力はベネスエラの反政府勢力と同じ手口を用いていると非難した。
ベネスエラ当局は24日、昨年、国外退去させたコロンビア人は1850人と明らかにした。今年は既に2050人にのぼっている。
退去処分に遭ったコロンビア人には、ベネスエラでの反政府行動に加担した者が含まれている。