クーバとアイルランドは4月16日ハバナで、外務省高官級の政治対話を確立することで合意した。
また両国は、アイルランドがクーバの航空、電気通信、保健、食糧安保などの分野に投資することについて話し合った。
別件だが、このほど公表された世界全諸国の平均月給額に関する調査によると、最高額はスイスの6300ドル、最低はクーバの25ドル。米国は3258ドルで12位だった。
ただし社会主義国クーバにはさまざまな恩典がある。その換算額はこの調査では対象にされていない。
ローマ法王フランシスコは7月にパラグアイ、ボリビア、エクアドール、9月に米国をそれぞれ訪問するが、訪米の際、クーバに立ち寄る可能性が出ている。このほどWSJ(ウォールストゥリートジャーナル)紙が報じた。
一方、米国務省は15日、クーバ政府は、クーバに匿われてきたスペインの旧地下結社「バスク国と自由」の要員は「クーバ国内で反スペイン言動をしない」と、文書で米政府に伝えた、と明かにした。スペイン政府は、在玖ETA要員の身柄引き渡しを求めている。
国務省はまた、クーバ政府が米国人の在玖逃亡犯の身柄引き渡し問題で協議に応じることを米側に伝えた、と述べた。
さらに、「在玖大使館が再開されれば、このような問題でクーバに対し圧力を一層かけやすくなる」と付け加えた。
クーバ政府も、米政府が匿ってきた、クーバ航空旅客機空中爆破事件の主犯ルイス・ポサーダ=カリーレスらテロ実行者の身柄引き渡しを要求してきた。国務省は、この点には触れていない。